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コラム

あなたは、幸運を迎える準備ができていますか?

まだ若いころの話です。高校を卒業してから上京し、都内の銀行に勤めて、一人暮らしをしていました。ところが、ある日トラブルに巻き込まれて銀行を退職してしまいました。

次の仕事はなかなか見つからず、毎日アパートで一人きり。寂しくて人恋しくて、「誰でもいいから会話したい。誰かに構ってもらいたい」といてもたってもいられなくなりました。

そこで、私は銀座の和光に出かけました。和光に行ったのは、当時の雑誌にそこで待ち合わせをする人が多いと出ていたから。

「誰か私に声をかけてくれるんじゃないかな」と思ったのです。ナンパ待ちをしたということですね。でも、おつきあいする男性を見つけたかったのではなく、話し相手が欲しかったのです。

和光の前には、華やかに着飾った女性が大勢いました。人待ち顔の女性に、「ねえ、彼女、一人?」と声をかけている男性もいます。

けれども、なぜか誰も私に声をかけてくれません。アパートに一人でいるときよりも孤独を感じ、「もう帰ろうかしら」と思ったとき、話しかけてきたおばあさんがいました。話を聞くと、娘さんと待ち合わせているのに、一時間待っても現れないと言うのです。

「もう来ないのかしらね」とため息をついているお婆さんを見て、私は思わず「それじゃあ、私とお茶でも飲みませんか」と誘ってしまいました。

おばあさんは大変喜んでくれて、三時間ほど二人でおしゃべりをしました。この出会いにどれだけ救われたことでしょう。そのおばあさんとは二度と会うことはありませんでしたが、孤独の淵にいた私の心を救ってくれた恩人だと思っています。

 

素敵な出会いがない。そう嘆いている女性は多いでしょう。

それは受け身で待っているから。出会いはめぐってくるものではなく、自分から扉を開けて探しに行くものです。

人は外に出ないと、人に会えない。だから「出会い」と言うのだと、昔教わったことがあります。

今は知らない人ともインターネット上で簡単に言葉を交わせます。けれども、それはコミュニケーションと言えるのかしら? と私は思います。実際に会って話してみて、初めてコミュニケーションになるのではないでしょうか。

本当は、出会いの場はたくさんあるはず。セミナーに参加したり、ダンスや陶芸などの教室に通えば、男性と出会う確率は高くなります。異業種交流会もそうです。家と会社の往復では、出会いが少なくて当たり前でしょう。

 

「出会いがない」は、今の自分を正当化するための口実です。素敵な人と出会えないのは、自分の準備が足りないからかもしれません。

幸運は準備のできた者に味方する。

フランスの生化学者・パスツールはそう言っています。

あなたは、幸運を迎える準備ができていますか。

準備ができていないと、素晴らしい人と出会っていても気がつきません。あなたの準備が整うのを、その人はどこかで待っているのかもしれませんよ。